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2017-01-16 東大数値解析セミナー(UTNAS)

投稿者:  齊藤 宣一(東京大学大学院数理科学研究科)
会場: 東京大学大学院数理科学研究科 117室
概要: 河原田秀夫(AMSOK, 千葉大学名誉教授)先生を迎え,「炭酸カルシウムScale(湯あか)形成の抑止原理の解明」という題目で講演していただきます.

日程 2016年 1月16日(月) 16:50-18:20
会場 東京大学大学院数理科学研究科 117室 (アクセス)
本文 東京大学大学院数理科学研究科と情報理工学系研究科では,本年度も数値解析セミナーを定期的(ほぼ隔週の月曜)に開催致します.
多くの皆様のご参加をお待ち申し上げます.
講演者 河原田秀夫(AMSOK, 千葉大学名誉教授)
題目 炭酸カルシウムScale(湯あか)形成の抑止原理の解明
概要 Scaleとはボイラなどの内側にできる湯あかのことをいう。その成分は主としてカルシウムおよびマグネシウムの硫酸塩、炭酸塩、ケイ酸塩である。ボイラ内の対流の障害になるほか、熱伝導率が小さいので伝熱量が減るばかりでなく、伝熱面の過熱破損の原因となる。古くからそれらの弊害を除去すべく種々の装置が開発されてきた。しかし、現在に至ってもそれらの決定版と言われるのは見い出し難い状況にある。
最近、その表面にSiO2等の無機酸化物を含む球状(直径1cm程度)のセラミック球を金属銅、および金属銀の壁によって構成される円筒型の容器内に充填した装置が井川重信氏によって開発された(特許4660317号 登録日平成23年1月7日)。循環水中に上記装置を設置してセラミック球に接触させることにより、炭酸カルシウムのscale形成を抑止する。
しかしながら、上記装置がscale形成抑止に何故有効であるか、そのメカニズムは未だ解明されていない。我々はこの現象に対して基本的仮説を提示して、その原理の解明を試みる。そのカギとなるのは炭酸カルシウム結晶の表面自由エネルギーの制御にある。この仕組みの展開には数理モデルの構築とその数値解析が重要な役割を担っている。
問い合わせ先 齊藤 宣一
e-mail: norikazuseparatorms.u-tokyo.ac.jp
詳細 web http://www.infsup.jp/utnas/