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2017-12-08 明治大学 第30回現象数理学コロキアム

投稿者:  杉原 厚吉(明治大学先端数理科学インスティテュート)
会場: 明治大学中野キャンパス高層棟4階402教室
概要: 佐古 和恵氏(NECセキュリティ研究所 技術主幹)をお招きし、「ネット時代のプライバシーと公平性確保に向けて私たちが考えること」という題目でご講演いただきます。

日程 2017年12月 8日
会場 明治大学中野キャンパス高層棟4階402教室
本文 明治大学先端数理科学インスティテュート(MIMS)では、現象数理学の最先端で活躍されている方々によるコロキアムを開催しています(1回/月)。多くの皆様のご参加をお待ちしております。
講演者 佐古和恵氏(NECセキュリティ研究所 技術主幹)
題目 「ネット時代のプライバシーと公平性確保に向けて私たちが考えること」
講演概要 あらゆるものがネットにつながって、私たちの行動を逐一記録し、そのデータを元に推測し、ある意図をもって私たちに提示する情報を決める。それは遠い未来の話ではなく、一部は既に起きている現実です。デジタルデータは瞬時に複製され光の速度で遠くまで到達でき、さらにコンピュータは人間が想像できない計算を瞬時に完了します。人間の認知能力を超えた状況下では、人間が長い年月をかけて築いてきた「妥当な常識」や「適切な慣習」が通用しなくなっています。
この状況はある意味では、いままで不可能だったことを可能にするすばらしい技術が到来した結果でもあり、私たちは多くの恩恵を受けています。しかし、その反面、被っている副作用があるとしたら、私たちはそれもしっかり認識する必要があるのではないでしょうか。

数学の理論をベースに研究されてきた暗号技術は、アルゴリズムやコンピュータの性能を活用して、画期的な機能をもたらしてくれました。どれだけデータがあろうとも、どれだけ計算量があろうとも、秘密の鍵を知らなければ解けない暗号化手法。この手法は、逆に「秘密鍵さえ知っていれば簡単に復号できる」という性質も持っています。これによって、スーパーコンピュータを駆使する大組織でも解けない暗号を、一般市民がスマホやパソコンで手軽に作れ、個人の秘密を守ることができるのです。暗号技術は庶民の味方。このような技術が、一般の生活者のプライバシーや公平性を確保することに活用できるのです。
そのような社会にするために、私たちは何ができるのか、みなさんと一緒に議論したいと思います。
問い合わせ先 明治大学先端数理科学インスティテュート
e-mail: mimsseparatormics.meiji.ac.jp
詳細 web http://cmma.mims.meiji.ac.jp/visitors/#030